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ぶらり谷根千   

谷中・根津・千駄木辺りをぶらぶらと歩いてきました。
「一箱古本市」なるものを見てきました。フリマの古本版です。数カ所の会場があるのですが、なんともこじんまりとしていました。

今日の仕入本

「文藝ガーリッシュ」 千野帽子(河出書房新社)
「万葉秀歌 上巻」 斎藤茂吉(岩波新書)

妙な取り合わせですが、無理矢理のイメージは「地方の名門公立高校に通う文学少女」ってとこか。
「文藝〜」は、文学案内本なのですが、プロローグに

/たぶん、肺病で夭折した文學少女の霊に取憑かれてしまったんだと思う。/
/自分が本好きだって言うときに、「活字中毒」「乱読」などの高校の文芸部臭い常套句を臆面もなく使うことができない。/

なんて書いてありますが、なるほど病弱にちょっと憧れ、繊細さを気取り、生きて行くことになにかと不安ではあるけれど、意味もなく変なところに自信のある文学少年にはなじみの薄いであろう作品が多数紹介されています。なかなか面白いです。

日暮里駅で雨宿りをしたあと、また散策し上野へ。昼酒でもと思っていたのですが、昼間だって言うのにアメ横にある飲み屋は混雑。一人酒って言う雰囲気でもなく、家に帰ってのお酒となりました。

by SAPPORO_MIYAGAOKA | 2009-10-10 18:40 | Comments(0)

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