私が私である理由。   

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野暮用で近くに行ったので、出身大学を歩いてみた。
私にとってここで過ごした時間は誇りである。卒業後も時々足を運んでいたが、しかし、ある時からぱたっと構内に入ることはなくなった。歩けなくなってしまった。
あんなにも恵まれた環境、素敵な先生方、穏やかな学生たち、それら多くを与えてくれたこの大学に、今の自分を見せたくなかったからだ。自分が恥ずかしかったし、情けなかった。
何年も経ったのち、数ヶ月前に構内に入ることができた。酔っぱらって勢いを付けて正門から入ると、すっと力が抜けてきた。この大学は、学生だった頃と同じように優しく迎え入れてくれた。
なぜそんな勇気を持てたかと言うと、ある人にこの大学を見てもらいたかったからなのです。彼女の前にいる私がどうして今の私になったのか、この大学を見てもらえれば少しは伝わるかと思ったから。

彼女とはもう一度この大学を訪れた。特に好きな場所、北一と文学部棟に挟まれたベンチに座って、ビールを飲んだ。

今日歩きながら思い出していたことは、学生時代のことでもなく、探していたのは先生方でもなかった。彼女のことでした。

あとどれだけ、うつむきながらぼんやりと時間が過ぎるのを待っていれば楽になれるのだろう。

まだしばらく時間がかかりそうだ。


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by SAPPORO_MIYAGAOKA | 2014-10-10 16:17 | Comments(0)

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