生活を変えたい。   

だいぶ昔、少しだけ中学生に国語を教える仕事をしていた。雇い主や顧客から私に要求されることは、お客さんである生徒の学校での成績を上げることであったが、そんなのは私にははなっから興味はなかった。同時にやっていた数学は、意思の疎通もままならずすぐに辞めた。

私がカリキュラムを無視してまでも授業のはじめに彼ら生徒に伝えたいことがあった。言葉の大切さ、美しさである。しかし、そんなことを言っていた本人は一言のメールで大切な人を失ってしまい何とも皮肉なものだ。まぁ、人間ってそんな生き物なのであろう。

授業のはじめに、今日の歌と言っては文章を紹介していた。その中から伊勢物語を2つ。

君や来し我や行きけむおもほえず夢か現かねてかさめてか

思ひあまり出でにし魂のあるならむ夜ふかく見えば魂むすびせよ

生徒はこのままでは意味がつかめないので、現代語に訳し、私なりの思いもそれなりに伝えた。
素敵な歌って言ってくれる生徒もいたのが慰めだ。
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by SAPPORO_MIYAGAOKA | 2014-11-04 22:32 | Comments(0)

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