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廃墟の町   

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エレバンからマルシュルートカで6時間半、ナゴルノ・カラバフ(未承認国家)の首都、ステパナケルトに到着。外務省でレギストラーツィア(外国人登録)を済ませ、シュシャに入った。

この町は、カラバフ戦争によって、町全体が破壊された、廃墟の町と旅行書に紹介されている。
凄く興味があった。
戦争の痕を見たい。そんな欲求は、悪趣味なのかも知れない。でも、見たいと思う気持ちは確実に自分の中にある。
どれだけ悲惨な光景が広がっているのだろう。
それを見て、戦争の惨さ、人間の愚かさを真剣に考えてみたい・・・そんな気持ちはあいにく持っていない。ただ、見たいだけ。それだけ。

シュシャの町は、想像していたものとは違っていた。
ぼろぼろの建物が至る所にあるが、これがカラバフ戦争によって破壊されたものであることがピンと来ない。ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルやサラエボで、一回目のクロアチアで見た光景とは違って見えた。黒こげの山だったり、壁面中にある無数の弾痕であったり、このシュシャでもそう言ったものを想像していた。
崩れた建物に、それ程「戦争」を感じなかった。

by SAPPORO_MIYAGAOKA | 2008-07-18 21:39 | コーカサス | Comments(0)

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