ウシュグリ   

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素敵な一日。

朝晩はかなり涼しい。短パンTシャツでは寒いくらい。掛け布団の他に毛布も必要。

気持ちの良い朝を迎えた。

朝食はハチャプリ(チーズ入りのパン)にサラダ、パンにミルク。ゾイヤさんが用意してくれる。食べているうちに、他のサラダ、チーズ、紅茶も出してくれた。
ゾイヤさんは、とても好意的に接してくれる。何故なんだろう?彼女が「人の良い」と言うことだけなのだろうか?彼女が好きと言う日本人は、みんなこんなに暖かいもてなしをしてもらえていて、自分もその一人にすぎないのだろうか?
この旅で出会った人々、感じた思い、見た景色がどれも自分にとってはかけがえのないものであるように、ゾイヤさんとの出会いはとても心に残る、大切なものとなった。

食事後には、ベットのスプリングが壊れているし、洗濯物もテラスに干せるからと2階の別の部屋に移動した。

ウシュグリに行きたいとゾイヤさんに言うと、高い(150ラリ、11,840円)ので、誰かと一緒に行くようにと勧められる。さて、どうしよう。取りあえず広場に行ってみると、タクシ−らしき車もないので、ウシュグリ行きは保留にして、適当に歩き出した。塔の家もそうだが、何気ない景色もとても美しい。

広場に戻ってみると、やはりタクシーらしき車はない。広場の端で商店を営んでいるゾイヤさんに、一人でウシュグリに行きたいと言ってみると、ちょうど旅行エージェントの男性がいて、何やら掛け合ってくれる。
その男性曰く、ウシュグリに行くには、レンタカーを使わないといけない。150ラリする。翌朝、手配して行くことはできる。と英語で説明してくれる。でも、翌日にはメスティアを発つ予定。それはゾイヤさんに通じていて、結局、彼女がドライバーを捜してくれて、ウシュグリに行けることになった。
ドライバーが来るまで、ゾイヤさんのお店にいた。彼女はアイスをくれた。その後、お菓子ももらいました。
待っている間、若い女性がお店にきて、彼女とも話しをした。
日本の旅行書にゾイヤの家が載っていることや、ゾイヤさんの家はとても良いと伝えると、その度にゾイヤさんはにこっとしてくれる。

ジープが到着し、乗り込んだ。
一層のでこぼこ道。
運転手は、「ロシア語は話せるか?」と聞く。
Noと答える。
会話は成立しないが、それでも、村や川や山の名前を教えてくれて、撮影ポイントでは車をとめてくれる。

メスティアから約50Kmの道のりを、2時間半かかり、ついにウシュグリに着いた。
天上の村ウシュグリ。
もう、ここは地上の延長線上ではない。
時間も、空気も、東京のそれとは違う。
別のものなんだ。
そう思うだけの何かがある。グルジアの最高峰シハラ山(5,068m)は雲に隠れていた。でも、その圧倒的な存在感は他の山の比ではない。
こんな地にも人間が生活しているのが、とてもふしぎに思えた。

確かにここだって地上の村なんだろう。
だけど、何か、普段生活している場所とは次元が違う。
ここには、神が宿っている。
そんなふうに思えた。
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by SAPPORO_MIYAGAOKA | 2008-07-30 18:56 | コーカサス | Comments(0)

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