ウィーン
2008年 08月 07日
ウィーンは良い町。成熟している。コーカサスから帰ってきたのが一層そう思わせるのだろう。
楽しみにしていたレオポルト美術館へ。エゴン・シーレの絵を目にする。すごい。「自画像」なんかは、本当に迫ってくる感じだ。それから、チェスキー・クルムロフを描いた「死せる街Ⅲ」も。こんなにも強烈なものだとは思っていなかった。その後に見たベルヴェデーレ宮殿(上宮)のクリムトの「接吻」も確かに特別な存在感を持っていたが、シーレ程には押し寄せてくるものはなかった。
ヨハン・シュトラウス記念館で雨宿りしていると、建物から一人の男性が出てきて、時間を聞かれた。もう時計を盗られる心配はない。彼は「記念館は今日は休館日」と教えてくれて、雨の中に出て行った。自分は、もう少し雨のウィーンを眺めていた。
by SAPPORO_MIYAGAOKA | 2008-08-07 18:56 | コーカサス | Comments(0)